歌姫

2007年のしめくくり:それは中島みゆきさんのコンサートでした。生粋の(!?)みゆきさんファンであればそんなこと・・・な話だと思いますが、わたしにとってはものすごい衝撃でして。だって“生・みゆき”ですよ??初回は二年、いや三年前ですか。まさか行けると思わなかったし、おまけに席がむちゃくちゃ近かった。さすがに二回目だからいくらか心の準備はありましたけど。・・・オモシロいです、はい。関心あるかたはぜひ次回。

みゆきさんの最新アルバムをうけてのツアーでしたが、タイトル『I Love You,答えてくれ』・・・まさにストレート。この曲、会場で聴きましてじわーっとくるものがあった。みゆきさんでなければ歌えないし、伝えられないことばなんだろうなあ・・・と。帰宅してからツアーパンフみると、この曲の詩がのっていました。想いとしては、過去に聴いたある曲と通じるところあるなという気がしましたが、これもひとつの愛(情)のかたちなのか・・・と痛烈だった。というのは、贈る「愛」に対して「答えてくれ」なのではなく、その「愛」をうけとった事実に対して「答えて」ほしい、それだけでいい。そう歌われている。その相手はとてつもなく痛手をおったひとだから信じてもらえなくてもきもちを贈り続けるということなのでしょう。

恋愛とよべるものとは異なるかもしれない、でも、わたしにも大切にしたい、すきなひとはいます。だからほんのすこしだけ・・・この詩の想いが理解できる気もします。歌っていいですよね。そうした想いを伝えられる可能性があるから。じぶんの歌ではなくても、声で奏でる、楽器がなくてもきもちをこめて歌うことができたらいいな。たとえ下手でも、語りかけるように。

みゆきさんの曲を聴きながらそんなことを思ってました。・・・あまり知らないひとですが、何故かこのかたとっても好きです。実際にお姿を拝見する日がこようとは予測してませんでしたが、これも何かのご縁でしょうか・・・・・・

「新春事始め」でお知らせした時代小説は、まもなく二巻に移ります。勝手ながら、随時経過報告を入れたいと思っております。

大寒をすぎ、冬のきびしさもましてきました。皆様、くれぐれもインフルエンザなどにご注意を・・・