赤えんぴつ

書籍や書物、といったものは教科書・参考書なども含めると・・・いろんな対し方があると思う。

ビジネス書であれ文芸書であれ気になるところにチェックを入れる人もいるだろう。
付せんをはる、マークする、線を引く・・・
こういったことは学生のときには必ずやっていた。しかし、あまりに線を引きすぎて何処がポイントなのか分からなくなった、という苦い経験も(汗)

最近はめったにしないのだが、先に仕入れた一冊の本は心してかからないと読み終えられない危険性(!?)が高いため、チェックを入れるかもしくは書き込みなども許可しながら取り組もうと思っている。・・・いや、単に自分が小心なだけなのだが(笑)

道具もなじむなじまないは人による。かなり長い期間、シャープペンシルになじめなかった。たしかに黒っぽくならないとか手が汚れにくい利点はある。でも、芯は折れてしまったり、終わり頃の小さくなったものは使い切れない。そのあたりは今も抵抗があったりするので・・・本質的には鉛筆が好きなのかもしれない。

殊に、赤えんぴつ、かな?

先生たちが現在どういった道具を用いているか分からないけど、テストの類の答え合わせなんかで赤えんぴつが使えると、なんとなく嬉しかったりしたものだ。
紙質にもよるけれど、わりと書き味が良いんだよね。

ちなみに校正の勉強をしてたころは必須でした。まあ、印刷技術や紙の性質なども変化しているから現場でどのくらい赤えんぴつやら鉛筆やらが使用されているか定かではないですが・・・「書く」作業自体減っているからちょっぴり複雑。

通常なら本の紹介したいとこなんですが、感想や意見もまとめにくいので今回パスです。
・・・けっこう厳しいんですよ。分かるけど、すいません、そんなに高度じゃないんで、としかいえない。賛成箇所もありますが。このかたにかかるとたいていの人間は読者として(筆者としても?)アウトのようです。でも、考えようによっては本に対する思いが強いともいえる。
勇気いりましたよ、購入するとき。ただ、本にたずさわる者としては知っておいたほうがいいと思った。本への思いという意味で氏がちらと推薦していた本を一冊あげておきます。

『書棚と平台』(弘文堂)

物事はさまざまな視点で見るとまったく違ったものにもなりますが、根底にあるものはじんわりとつながっているのかもしれません。できれば、そうであってほしい・・・

神経つかうので、いまのところ途中まで。
赤えんぴつを手にしてぐにゃぐにゃ思考してます。
合間に別の本(空気・空間)を入れながら・・・ようやく、読書ペース戻ってきたかな?