春色に染まった一角に
車をとめると
帰る頃には
衣をまとったようになり
そのまま走り出して
家路についた
ふとこぼれおちた
雨に濡れた花びらが
無性にいとほしく
あなたもみているだろうか
この光景を
大自然の営みを
コノハナサクヤヒメよ
わたしの魂を
唯一無二の場処へ
お連れください
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『君はそれ以上~出逢い』 電子書籍
「お前、さ、・・・・・・神様って、いると思うか?」
「えっ?」
「・・・・・・大和さんが、言ってたんだ。オレとお前は、もともと“ひとり”だったんだ・・・・・・って。けど、ひとりに全部背負わせるのはつらすぎる。だから神様が“ふたり”にしたんだって」
「でも、オレは・・・・・・!」
「うれしかったんだぜ、オレ。その話聞いてさ・・・・・・オレが生きてる意味、ちゃんとあるんだ・・・・・・って・・・・・・」
必死に、想いを伝えようとする。
『君はそれ以上~出逢い』 より
∞文芸社書籍情報 『君はそれ以上~出逢い』∞
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-07035-3.jsp
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∞『君はそれ以上~出逢い』 電子書籍について∞
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