光に さわる

だれかとくらべてみたってしょうがないじゃないか

 

そう思えるまでに どのくらいかかっただろう

 

 

過去のすべてが真っ黒だったわけじゃないけど

こどもの頃や学生の時分をふりかえるとき

決まって うすい膜がはったように

 

 

みんなには見えている景色がじぶんには視えていなかったのか

 

日常にあるはずの ごくあたりまえのものが

かんじられていない

 

ふりをしながら日々を過ごして いつしかなにもわからなくなり

 

 

暗さのなかに呑みこまれたじぶんのことも

区別できなくなっていた

 

 

同じになんてなれっこない

なる必要もなかったのに

息切れしながらなにやってんだ

その世界を離れても壊れやしない

消滅させられるのでもない

世間のためにだけ生きてるのとも違う

 

七転八倒 おかしいといわれてもしがみつく

 

そうしているうち 不思議と

わすれていたはずの感触が蘇る

 

絵の具をパレットにとく時の 

色を混ぜ合わせ 紙に落とす 

あるいは書の時間 硯や筆を扱う 墨のにおい

 

黒の器の ひろがる宇宙

鍵盤にふれる者によって 異なる独自の響き

調律の妙味

 

視覚 聴覚 嗅覚 味覚 触覚

 

感覚はあってもかたちではないものをあらわすためにのこされていた

 

 

 

いのちを支える 音と 色

 

それらの こえ

 

 

さみしさ かなしさ

 

感じ方も受けとめ方もさまざま

伝わりようもちがうのだと

 

 

それでも もしかしたら

 

 

あなたのかなしみの色が 音が

 

 

だれかのいたみを和らげることに

繋がってゆくかもしれないから

 

 

大地を耕し種を植える たいせつな場処を

 

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雨のあとに 虹がかかる

 

 

なみだの向こうに

 

わたしは

 

 

 

あいを 観ています

 

 

 

 

 

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