祈りの花~サンダーソニア
写真が最初だったか、実物だったか忘れましたが、花のかたちがとっても変わっていて可愛らしかったのです。当時はめずらしい花だったらしく、お花やさんでもあまり見かけなかった。かろうじて名前が分かったのは華道をやっている母のおかげでした。
いまでこそテレビでも見かけるようになりましたけど、やはりはじめは価格が高いほうだったと思うので、数を多くは頼みづらかったですね・・・現在の市場価格は把握してませんが、出回るようにはなっているかも?先日、ご近所のスーパーの生花コーナーで発見したときには時代の変遷を感じました(笑)
花には、花言葉ってありますよね?このお花がきっかけでちょこちょこお世話になっているお花やさんのサイトによれば、サンダーソニアの花言葉のなかに“祈り”というのがあるようなのです。もちろん、ほかの説もあるだろうし、ちがう花にこの意味をもつものもあると思います。・・・ですが、私はこの花にぴったりな言葉だと、感じました。
花そのものは大きくはないし、華やかというのもちがう。でも、ふんわりとしたあたたかさ、やさしさが伝わってくるのです。色は、イエローとオレンジのまんなかのような、つよすぎない色彩、そして、ちっちゃなあかりがぽうっと灯ったような花・・・チャイニーズランタンの異名も、納得。
この花にはすこしだけ、苦い思い出があるけれど、いまは・・・私にとって幸福の、祈りの花になっています。