ボクの背中には羽根がある

部屋を、ときどき片づける。
・・・といっても、ほんのすこし、なにかを減らしてどれかをおさめるために。
ただこれだけでも、わたしにはずいぶんと心地好い。
昔は何もすてられなかったから

重い荷物はかかえこまず、少しずつおろしていけばいいよ
・・・そんな言葉を、本のなかにみつけたとき涙があふれた
あれからどのくらいの時間が過ぎたんだろう?

あのころはこんなきもちになれるなんて想いもしなかったのにな

いつ聴いたんだろう、この曲・・・
友人が好きだといっていた
たしかドラマの主題歌だったよね

CDには笑顔のイラストが描かれてる
ずっと見ることができず、忘れていた

ふるいともだちがいった、
人間は子どものとき、羽根をもってるって
それが大人になるにつれ汚れていくから、
だんだんみえなくなって消えてしまうと

じぶんの愚かさや醜さは嫌というほど知っている
でも、それだけじゃないこともわかっている、
聖人である必要はないのだから

羽根、とはたぶん、みんなもっているのだと思う、
ふだんは忘れてしまっているだけ

それは、信じるこころ
純粋な想い、とよばれるもの
どんなにつらいことがあっても、傷ついても、
癒し、休めることでふたたび飛び立てるちから

信じられなくてうずくまることもある
だけど、また歩きはじめる、そのくりかえし
・・・試練、なのだと

この曲を選んだとき、気づかなかったこと
わたしはいつかふれていた、その手でさわっていたんだ、
やわらかな、そうしてあたたかな幸福(しあわせ)に

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ありがとう!!謝謝**