ふらりと旅を

日経新聞の夕刊をみていたところ、「お?」と思う話を発見。
ドイツ文学者の池内紀さんが書かれたお話。

「マニアというほどではないが、鉄道に乗ったり、路線図をながめているのは好きである。」

この一文、現在の自分だとほぼ同感、といえる。
何故「ほぼ」かといえば、マニアというほどではない、の部分が重要なのである(笑)
しかも以前は時刻表すらよめなかったのだから、目的地へ行くのにどの列車に乗る、どこからどこまで乗るのか、などまるでわからなかった。さすがにいまはそれはないので、ちょっとした遠出(?)であれば自分で調べることもできる。

時刻表に関しては仕事柄、よめなければ話にならない状況もあったため、それも勉強になったともいえるが・・・何しろきょうだいがその筋にめっぽう詳しかったりしたもんで、ちとトラウマなぞもあったかもしれない。解けない暗号のカタマリみたいに思ってたもんなあ。

ま、それはともかく。
私もよくあるのだが、駅名とか地名でいろんなイメージが広がって・・・というところにいく訳です。そうしてあるとき、池内さんはサンドイッチとコーヒーをお伴に出かけた。
ふと思い立って出かけてゆく場処・・・予想通りであれ意外であれ、何かしらの刺激があったり、ふだんならしないことから新鮮な気持ちになったりってことがあると思うのです。
このときの池内さんは、とっても心地よかったのだな、という感じのお話でした。

人の姿のほとんどないところで景観ひとり占め、日向ぼっこをしながら・・・

たいそうなおでかけではないけど、晴れでも雨でも、雪であっても、さりげなくたのしめる旅があってもいいんじゃないかな?

近頃はなかなか時間がゆっくり取れないのですが、それでも昔より何処かを旅するとき、心が和らぐようになった気がします。
便利なのは飛行機だけど、気持ちとしてほっとするのは鉄道かなあ・・・運転しなくていいしね。

さて、次はいずこに??


年末年始・・・天候荒れてます?
うちの近所も冬らしいといえばそうですが、雪もかなりだし、お天道様がお隠れになっていてちょこっとしか拝めません・・・

昨年の猛暑の影響で、ことし花粉の飛散量がハンパじゃないとききます。
アレルギー的要因あるから・・・即効性はないけど、食べることを見つめなおすと改善できるかも、という記事があったっけ。直接ではないけれど、時間かけてからだをメンテナンス、の意味での食生活は私も思いあたるので。

これからの季節、気をつけなくてはいけないことがいろいろですが、どうか皆様おからだを大切に。