だから優しく、と空が言う

翼があったら空を飛べる

風を感じながら・・・

天へ手を伸ばす

・・・ウルトラマンだったら?

そんな思いを抱いた日々

**

梅雨が明けて、ぐんと暑さがましてきました。
いろいろとやらなくては、と思いながら落ち着きがなく、そちらを取り戻してくると
この暑さで無理がきかず。

時には耐えることもあり、ですが何より無茶はよくありません。
熱中症や冷房病は大変だし、風邪などひいてもだるさが残ります。
どうか御身をおいといくださいね。

**

『だから優しく、と空が言う』 中島未月/文  HABU/写真

この本のことを知ったのはつい最近。
長時間PCを扱えないのでなかなかいろんなページに行けなくて、環境見直してからずいぶん久しぶりに未月さんのページにおじゃましました。
発行されたのが二年くらい前・・・そのころ精神的にまいっていてどうしようって思ってたなあ、とぽつぽつ記憶がよみがえってたら涙がぼろぼろこぼれて・・・
それからすぐに本屋さんへ電話をしたのでした。

空って、ひろくてふかくて、・・・子供じみてるけど、おっきな愛にだっこされてる感じかな。
小さなころの感覚でいえばとっても遠いって思ってたけど、物理的にはともかく、いまは少し近付いた気がします。昔ともだちにいわれた言葉で人と人も結んでくれる、さりげなく包んでくれる存在なんだな、と感じました。
そうして・・・未月さんの本に出会うときはいつも、涙がつきものになるのです。
今度もやられちゃいました(笑)

この前ちらっと三谷幸喜さん、だったかな?記事で読んだのですが「自分はハートウオーミングを書くと思われているが実はシニカル」だと。
いつのころからそう感じ始めたのかわかりませんが、私自身、これと似た部分があるので理解できるように思います。
「泣き」と「笑い」は対極にあるけれど、これは片方のみでは成立しないんですね。
人間の感情。「笑い」だけだとだんだん、何に対してその感情が動くのかわからなくなるし、「泣き」に傾くとしだいにバランスをとるために逆の感情を求めるようになる。

ある時期、感覚は「泣いて」いるのに涙すら出なくなって苦しかったことがあります。
そのときに思い出したのは、「泣く」のはエネルギーが要るし、そしてその後、エネルギーをくれる、ということ。「浄化が必要なんだよ」と言ってくれるひともいました。
だから私が「泣く」ときは・・・きっと、そこからステップアップする段階に来ているのでしょうね。・・・うまくいってると、いいですが・・・

人の支え、本の助け、さまざまなものに抱かれて
少しずつ、着実に、歩いてゆきたい

すこしでも 優しくなれるように

“空と海の 交わるところ

 心でしか ふれられない 場所があり”

 『だから優しく、と空が言う』より