Morganite

ふんわりと気持ちが和らぐような、
そんな色を宿した、石。

前に緑柱石の話をしたときに少しふれた気がしたけれど、
三月になり、花の季節を迎えるな・・・とふと思った時、
この石が浮かんだ。

一般的に、鉱石類でピンク色といえば
ローズクオーツが真っ先に来るだろう。

あとはそう、人気どころはインカローズやピンクオパール
といった感じだろうか?

綺麗なのはたしかにそうなんだけどね、
・・・しかし綺麗すぎて苦手ってこと、ないかい??(汗)

元素の違いで発色が異なるだけで、組成としては
アクアマリンとも近いせいか・・・

穏やかな心をもたらしてくれる、
そうした側面もあるようだ。

最初に出会った石屋さんがこの石を紹介してくださった
おかげで、精神的にどれだけ救われたか分からない。
それは、この石そのものの効用でもあるし、
鉱石全般とのかかわり、そして、
石を通しての人とのつながりも私に与えてくれた。

春という季節、実は以前あまり好きではなかった。

これといって明確な理由はない、
人や事象が動くからということでもなく・・・

でもいまは。

むしろ痛みやつらさはこの時季いっぱいあるのに
それすら通り越して、愛しさが募っている。

・・・この石と仲間たちが護ってくれてるからかもしれないな。

愛情、清純、優美を象徴する鉱物

「独自に養われた洞察力と鋭い直感力で、物事の真実性を見極める力を養う」

思いやりの気持ちと知恵を与え、思考を明晰にして
無意識的な恐怖心を解消する力があるとのこと。

これも何かの導きなのか不明ではあるが、
とある行動から辿り着いた先で、この石を見つけた。
もちろん、種類が同じでも個々の石はまったく別のものであるから、
それによっても惹かれるものとそうでないものが存在する訳だが

・・・気になってしかたない・・・

桃色、に反応しているのかもしれない。

桃の花には魔よけの意味合いがある

優しい印象のなかに、心(しん)の強さも感じさせる石である。
凛々しさというか寛容さというか、
深い愛を湛えながら見守っている・・・

そんなまなざしを、時折。

自身もそのようにありたいと願い、祈る。

さはやかに そよかぜのふくころ
ひかりがまひおりることを

ここから かなたへ
のぞむ もの なり

精霊のことばに 耳をすまして。。。。