物語のはじまり

物語は読むもの、受け取るものであると同時に、
自分自身で紡ぐもの。

・・・昔はそんなこと、思いもしなかったけれど。

みんないつしか物語の世界で誰かといっしょに戦っている、
ともに生きているような気持ちになったこと、ありませんか?

それは、日々の暮らしも同じ、なんです。

人生という名のひとつの物語。
つまり、主人公はあなた。

人によっては大切な誰かが主人公の、
別の物語を持っていることもあるでしょう。それも素敵なこと。

物語は耐え難い現実をなんとか乗り切っていくために必要なものであり、
さまざまなことに疑問を感じ、考え、想像するちからを養う重要なもの。

自分ではかたちにできないとき、誰かの(書物の)ちからを借りることになる。

同じように見える毎日でもどこかが違い、
何かが変わっても、そこに存在するわたしはわたし。

そうしたことは、一人が見る世界だけでは分からないから。

別の誰かの人生を生きることも誰かの人生すべてを背負うこともできはしない、
でも、何かを知りたい、分かりたいと思い、気持ちをどこかへ乗せて
追体験することは可能かもしれないんです。

・・・砕ける、寸前。
彼らが動き出さなければここにこうしていられなかった、あと一歩おそかったら。

わたしの物語はこの空間同様どんなふうに映るのか分かりませんが、
何かを届けることができるのならとても嬉しい。いまはこれしか道がなくて、
いろいろと考えたり工夫したり努めなくてはならないのでしょうが・・・

分身でありながらまったく別の世界を生きる彼らからもし、
何かをつかめるとしたら・・・活かしていただきたいです。

わたしが彼らを生かしているのではなくむしろ逆で。
彼らの声をわたしのなかから解き放っているだけ・・・

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『君はそれ以上~出逢い』 2009年7月 文芸社 刊
楪蒼朋(ゆずりは・そうほう) 著

日々が、物語のおわりで、はじまり。
その積み重ねで人生がかたち創られていく。

あなたは今、どこに立っていますか?
そしてこれから、どこへ向かいますか?


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