物語にも真実がある

連続ドラマをきちんと観ていたのはいつ頃だったろう?


ほんのすこし、心が動きNHKのBSプレミアムにて放送中の
ドラマ「プラトニック」を観ています。

といっても、ちゃんと向き合わないといけないと感じながら、
テーマがかなり重い内容なので、しっかり観ているとは
言い難く。

タイミングがはかれるときに、断片的に。


先日のお話は主人公の娘さんの初恋のこと、だったのですが
(主人公は中山美穂さんが演じています)
私が見たときには娘さんを病院から無断で連れ出したために
発作を起こして、そのことにお母さんが弟(娘さんからみると
おじにあたる、小泉孝太郎さん)を責める場面だったようでした。

精神的な負荷が大きいとからだにさわる、とお母さんが心配する
のは理解できます。ましてそれが異性に対する特別な気持ちで
あれば・・・
けれど、堂本剛さん演ずる青年は言います。
その痛み、たとえ哀しい現実があったとしても、そのことを想い
涙する時間も自分だけの素敵な時間だと。
母親としては少しでも長く生きてほしいと願うから、失うことを
恐れるから、先回りをしすぎて。

「誰でもいつかは死ぬんだ!」

・・・不治の病を背負う青年の、言葉、
そう、余命を知っていようといまいと、確実にそのときは訪れる、
ふだんは忘れてしまっていること・・・

そして、
「生きることと、ただ生きることとは違うんです」
全然違う・・・言葉として聴くと、すうっと何かがあふれそうな
感覚に襲われた。いつしか、自身もそうなんだ、生きてるか
死んでるかわからないような日々はいやだと感じていたから。


かたちはもちろんちがうけれど、検査に通う状況が生じて
いろいろなことを受けとめています。

痛さや苦しさを感じずにいられたほうがいいこともあるかもしれない。

だけど、誰かをおもう気持ちまで放棄してしまいたくはない・・・


この日は別のドラマでも命について考えさせられることがあり、
大切なひとにつらなることをおもっていました。
高橋一生さんや本田博太郎さんはいいなと思いながら)



命のことは無意識なところから物語で私もテーマとしていますから
自分自身に照らして時折、考えてみなさいということなのでしょう。

ドラマと共通するものを感じて、ちょっぴりせつなかったのかな。

もうすぐ、『君はそれ以上~出逢い』の電子版も配信される予定です。

http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-07035-3.jsp


あなたは わたしが生涯得られないと感じていたものをくれた



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いのちは永遠ではありません。

だから、精いっぱい、生きていたいですね。