語られぬ真実の余白

生きている人間は嘘をつく

 

本人すら自覚のないままについてしまう嘘や

他者を傷つけないための 嘘

 

 

本当のことがいつも正しくて

それですべてがまわっていく訳じゃない

 

 

ただ

 

ほんとのことって

 

意外とわからないもの なのかもしれない

 

 

 

殊に 人の感情とか 氣持ち 想い

 

視ることのできない 心理や精神

 

 

たとえば 愛 

 

やさしさ とは

 

どのようなことを感じるのか

どのようなものと観ずる とらえるのか

 

それぞれの育ってきた環境 経験

 

価値観の違いで 大きく異なってくる

 

 

 

私自身どうだったのか

 

特段 嘘をつこうとしたのでも

癖があったというのでもなく 

ふつうでいようとしたと思う

 

けれど 自分の真が さまざまにそぐわない感覚があり

それらを出すと周囲にはじかれる という

奇妙な確信から

 

必然的に ほんとの部分を隠していたように

 

 

とはいえ そればかりでは息もできず

多くの面々からは疎外されるはめになっていた

 

 

 

 

本当ばかりで生きることはむつかしいし 傷つくこともある

 

それでも 過去をおもうとき

嘘だらけの人生は 重すぎるしつらすぎる

 

 

感じたことはないだろうか

 

ひとつの嘘をつくたびに さらに別の嘘を

用意しなければならなくなるのだと

 

そして

自分の真の姿さえ

観えなくなってしまう と

 

 

自身がわからなくなった 自分の姿を

時に まわりが教えてくれることもある

 

ただし それは

ある程度の信頼関係が結べてこそ もしくは

こちらから 結ぼうとしてこそ 起きる

 

 

 

誰かをしりたいとおもうのは

より深く 理解し 愛しむ氣持ちがおこるのは

同時に 私 という存在をまるごと受けとめ

愛する段階にはいったことを意味するんだろうか

 

 

 

自己の認識というのは 他者があることで成り立つ

 

もっといえば

魂の領域に誰かが入り込むことで生じることだと

 

 

たしかに 自分のことは 自分がわかっている

わかるものだと感じるけれど その実

つかみきれない つかみづらい領域もあり

 

ならば 他者のこと

自分以外のことなら なおさら

 

 

どちらにせよ 自分の基準で

容易に判断してしまうにはあやうさがあって

察するだけではどうにもならないときがある

 

言わなければ ことばにしなければならない

伝えなければいけない しても伝わらないかもしれなくても

 

そのうえで

伝えきれないことは沈黙から 互いに

氣持ちをおしはかり 歩み寄り

 

 

 

 

すぐには解決しない物事も

なにかの瞬間に ふと

 

あれは こういうことだったのか

もしかしたら 相手は そのように思っていたのかと

道筋がみえてくる

 

 

 

全部 わからなくていい

 

わからないから 人はおもしろい

無限の可能性を秘める

わからないから わかりたいというおもいが生まれる

 

 

必要なのは

わからないけど わかろうとすること

わからなくても 認めることで

そうすることにより

ちがったせかいが はるかにひろがる

 

 

誤解をおそれて閉じてしまうのではなく

開ける(真)心をのこしておきたい

 

 

 

 

自己の外側と 内側と対話を続けることで

 

ここから

 

いのちの歩みを進めていこうとおもっている

 

 

 

 

 

 Φ ゆずりはの本 Φ

 

 ∞文芸社書籍情報 『君はそれ以上~出逢い』∞
 http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-07035-3.jsp

 ∞『僕のたからもの』  IOS版∞
 http://www.creatorsworld.net/ebook/mc01750119/

 

 ∞『君はそれ以上~出逢い』 電子書籍について∞

gaiatwindragon.hatenadiary.jp

 

 ∞Android 版 『僕のたからもの』∞

gaiatwindragon.hatenadiary.jp

 

 

君はそれ以上~出逢い

君はそれ以上~出逢い

 

 

 

 

 

ゆらり ゆらりと流るる みづのよに

 

生きてゆけたら素晴らしい

 

 

みんなが めいっぱい

 

泣いたり笑ったり

 

花のように 星のように

 

きらめき かがやき

 

新年をいきられることを いのり

 

 

 

来年 また あいましょう

 

 

 

 

 

≫ただいまよみかけ