『つつんで、ひらいて』
映画の紹介欄が最初だったか、調べて公式サイトを発見後、
どなたかのお話しが記事となっていたように。
このかたのお名前を書籍で意識するようになったのは
心身のアンバランスさ故の機能障害が出て、読書嫌いになりかけたのちのこと。
不思議と、書物がからだの一部をなしてゆく、
呼吸と同じ意義を含んできた頃。
本の表紙、カバーや帯に至るまで、そのものが人であるごとく。
制作にかかわるすべての体温や熱を、じんわりと感じ始めていました。
装幀のお仕事ってどんなふう、なんだろう?
素朴な疑問というか、ふだんは表立って知られることのない世界、
その風景を追ってくださったドキュメンタリー。
『つつんで、ひらいて』
題名だけ観てもなんだかどきどき。
おくりものみたいなわくわく感・・・・・・
以前、新聞記事の写真で菊地さんを拝見したとき、第一印象で
おさむらいさんみたい、と思った記憶があります。
(あくまで個人の主観ですが)
職人としての矜恃 周囲が氣圧されそうなエネルギー
とても静かなものだけど、引力にあらがえない。
実際に装幀や書物について語られた菊地さんの本も手にしましたし、装幀を
担当された書籍も探した、かな?
もちろん、内容にも関心がないと読めないから、吟味したうえで。
本との繋がりかたにそうしたケースがあるのだと驚きつつ
出合えた書物にふれたときは凄くしあわせな氣持ちになりましたね。
映画の公開地域はひろがっているので、観に行けるといいな。
・・・といってる間に菊地さんの別の本を購入しようか迷う私・・・
天候のことや、風邪、インフルエンザ、新型肺炎など氣にかけなくてはいけない
ことは多いですが、どうぞ無理のないようおすごしください・・・・・・
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「・・・・・・あいつはオレを信用しすぎる」
「けど、信じてほしいと思ってんだろ?」
翔の言葉に、海野は思わず反応してしまう。
「あいつには分かってんだよ。・・・・・・相手がどういう奴かってこと」
翔にも、分かりかけていた。武士が何故、海野のことを信じて疑わなかったのか。
「言っとくけどなぁ、・・・・・・オレはまだてめぇのこと、完全に信用したワケじゃねぇぞ。あいつのようにはいかないかんな」
「・・・・・・だったらそばにいろ」
それが、海野の願いだと。
「失いたくなければ自分の手で守れ」
『君はそれ以上~出逢い』 雨水(うすい) より