唯一無二の君が愛しくて
今週のお題「爆発」
あの人のようになれたらと嘆く日がある
けれど同時にそれは無茶なことだと
だって わたしはあの人じゃないから 逆立ちしたってどうにもならない
真似しようったって
生まれも育ちも
なにを見て なにを聞いて
どう感じ どう捉え
自己を形成してきたか
それらの引き出しを使えるのは本人だけ
同じものに接したとしても
反応
いっしょじゃないっしょ
本人しかわかんない時空がある 踏み込めない領域がある
横並びじゃ気色わるい
あんたはあんたでえぇんよ
よその人に脳みそのぞかれるなんてまっぴら
あの人じゃなくあんたやけん 面白かっちゃろうもん
昔からみゆきさんがすきでした。
歌とか詞とかなじんでたのもあるけれど、人間としての彼女に惹かれていたんだろうと。
遠かった存在がコンサートでみゆきさんを間近に感じ。
ファンと呼べるほど濃い人間でなくてもみゆきさんのそばにいていいんだと
ゆるせた自分、ライブに飛び込めた勇氣、その時空はほんとうにあったかかった、
同じ時代に生を享けた命。
詩集を観てかなわないなとおもった、それでも私なら何が書けるのか、
どう描くのかをあらためて。
みゆきさんにしか視えない、観じられない情景と紡ぎだすことのは、
そうして自分自身しんどくてもことのはを繋いで織ってゆくことがすきなのかも、
なんて・・・
正しい、美しい言葉ばかりではなく、時折くずしていて俗語(?)みたいになったり
方言っぽくなったりします。地方の人間なんでどんくさいとこも。
ただ、それも味がでるかなって、場合によっては標準語の空気が冷たくなることも
あるからすでに「どこ弁」~いずこの方言~か不明なブレンドした言語が。
・・・あらわれたらご容赦を。
自己形成に特撮や怪獣が間違いなく絡んでいると
なければ柔軟さあるいは硬度もなく砕けていたに違いない
人間は奇麗なものではなく醜さも有していて
自身のそれを認識したとき途方に暮れた
不信に覆われ信じられないが占めるのに何処かで信じたいのか
自分も他者もあきらめきれず揺れ続け
きっとあの刹那自らの手ですべて破壊した
だけど同時に美しさも観ていたんだ
誰かをすきになることも愛することもない
そう感じつつも大切におもってくれるひとたちの存在が
すこしずつ動かしてくれた
人間をきらいになれない
苦しみも痛みも愛したいと願うから
器用に生きられない自分にできるのは
「オレが翔のこと認めなかったときだって翔は黙ってそばにいてくれた。オレのこと見すてなかった。……なのにオレには離れろって言う。世界なんて本当は関係ないんだ。オレにとっては翔のとなりにいられることのほうが大事なんだよ!!!」
『君はそれ以上~出逢い』
「…オレかて強うなんかない。ただ、弱みを知られとうないだけや。けど、お前といると落ち着く。弱み知られてもええ思うてる。…お前はお前のままでいいんや」
『僕のたからもの』
あのときからずっと あなたがすきだった
そばにいるだけで
あなたの存在を感じられるだけで
わたしは とてもしあわせだったよ
「それでもオレは、海野さんに生きててほしい」
『君はそれ以上~出逢い』 雨水(うすい)