氣づけばいつも隣にある謎∞木曜ミステリー
7月期のドラマのクールに入る際、予告を見ていて「なんか変だな」と思っていると。
番組のシリーズ、ではなくドラマの枠自体がなくなるらしく。
少し前から打ち切りだのなんだのと騒がしくなっていたから予感がなかった訳じゃない
けれど、突きつけられてしまうと脱力しちゃって。
もうずいぶんながいお付き合いになってたね、テレビ朝日の木曜ミステリー・・・
比較的固定して視始めたのがいつなのか記憶があいまい、それでもたぶん、
仕事の赴任先にいる頃からだとは思う、どちらにせよいつの間にか暮らしの
一部にとけこみ、作品世界が現実に近くなっているものも。
考えてみると特別誰のファンとかはまる、といったふうではなかった、
刑事ドラマ、検察がらみ、記者さんの話し、探偵もの、科学分野など
日常としては距離がありそうな、しかしながら実はひょっとすると接触する
感覚の、そんな氣持ちで観ていたふしがある。
役者さんのカラーによりシリーズ化されてるなかでいくつか氣になる作品は
ありました。後になって腑に落ちた、というか各話においてすぱっと解決を
みていない側面も多かったんじゃないかって。事件の当事者の動きや想いに
説明がつくところとそうでないところ、表面では決着してるようで人間の
深みにまでは容易に踏み込めない、そうしたことがミステリーたるゆえんかな?
なんとなくもわもわしたまま、ある意味生きてる日常もそうなのかも。
振り返ってシリーズ化されなかったものでは寺脇康文さんが主役になってたドラマ、
タイトル忘れたけどちょっと変わった刑事さんが周囲を巻き込んで、なお話し娘さん
とはどうなったんかな?富田靖子さんや個性派面々いらしたんでもうちょい観たかった
氣も、あと船越英一郎さんが心理面からアプローチしながら事件解決を目指してた
『ホンボシ』、近年だと佐々木蔵之介さん主演のデジタル系ドラマ←タイトル不明のみ
ならず私がアナログ人間なんで専門用語とかさっぱりわからんのもあり書けない(汗)
・・・それらの作品、別バージョンで観てみたい、なんて。
『科捜研の女』と『遺留捜査』はいつしか時空が接して、一緒に歩いてる
感じだったな。
自分のこと、他者のこと、どれだけ理解してるんだろう?
わからないことばかりでわかりたいと願う、同時にわからないから
いいのかもしれないとも。
マリコさんや糸村さんたちと時代を、人間を見つめてる氣がした、
自分の道を探りながら。
「・・・時々思うんだ。僕は何のために生まれてきたんだろうって」
武蔵は黙って話を聞いている。
「考えたって分かることじゃないのかもしれない。でも、僕は武蔵みたいに強くないし、何の取り柄もない。将来のことだって何も考えられないでただ〝宇宙飛行士になりたい〟なんて夢みたいなこと言ってる。・・・不安なんだ、すごく。どう生きてったらいいのかわからなくなって・・・」
貴志の声がふるえている。
(中略)
背中合わせに布団に腰をおろして話し始める。
「・・・オレかて強うなんかない。ただ、弱みを知られとうないだけや。けど、お前といると落ち着く。弱み知られてもええ思うてる。・・・お前はお前のままでいいんや」
自分の言葉でどれだけ貴志の不安をやわらげられるのか分からない。武蔵は泣きそうな顔で、そう答えるしかなかった。
『僕のたからもの』 花火
間(はざま)にあって なにかを摑もうともがいてた季節
入院先で 自己に観える風景をらくがき帖にひきだしていたっけ
誰に必要とされるのともわからぬそれらを けんめいに
ひたすら自分自身にとって大切な存在を憶ってた
心も体もかたくなってしまえばもろくこわれてしまうから
やはらかさを包んでいきられるよう
あなたはどうしているかな
はなせないままでごめんなさい
生んでくれたひと・育んでくれたものへの感謝と生命の神秘を
かみしめる特別な一日となることを🌻
手を繋ぎ 命を繋ぐ🍀
いのちを支えてくれた笑顔
わたしのなかに いまもあざやかにのこる