偶然であれ必然であれ
何かが極度に接している、重なっていると
恐怖さえおぼえてしまうほど
それは畏怖といってもいいかもしれない
音楽や書物のなかに風景をみる、気配を感じる
何故か異なる性の持ち主の精神に
それらはおぼろげな、かたちのないものを具現化するように
知るはずもない私のなかに忍びこんでくる
気のせいだと打ち消してしまうことはたやすい
ただひとつ、はっきりしていることがある
この痛みは幻覚じゃなく、本物
私が男だったら、せかいはどう映った・・・?・・・でもね、男とか女とかじゃなく、私は私で良かったって思ってる。ちっぽけで、「あ~あ」ってあきれちゃうところたくさんあるけど、「あれ?」って意外な部分が垣間見えたり、自分じゃみえないところが人にはみえてたり。そして何より、大切なひとがいて“すきだなあ”って想いがある。仮に人からバカじゃないの!?っていわれても一向にかまわない。
せつなさとよろこびはいっしょにやってくるものなんだな、たぶん・・・