時代劇の作り方

テレビの時代劇枠はどうやら完全になくなってしまうようだが・・・

少なくなってもちょっと前まではちらほらあったのに。
・・・いつの間に??
(NHKの大河ドラマは別)

テレビ東京系でもひところやってたと思うけど、枠なくなっちゃってたんだねえ。
朝日系もけっこう面白かったな、「八丁堀の七人」とか、片平なぎささんが出てた仕置き人っぽいドラマとか。北大路欣也さんが出演されてた八州まわりの(記事どっかにとってたんだけど)話などは続編期待してたんだけどなあ・・・

すごく寂しいぞーと思っているとき、本の紹介コーナーで『時代劇の作り方』を発見。

いわゆる書評のあるところで、専門のかたが論じておられる・・・
昔誰かが、書評で紹介される本は売れない本ばかりだと書いていたけれど、
・・・ま、それはひとつの意見というか極論というか・・・
本について論じたものってたまに見るんですがかなりキツイねーと思うものも。
その人はそう思うんだろうから仕方ないか、と思いつつ、
未熟な自分にしてみれば「てめーは馬鹿か!?」とどやされている感覚があって、
消化(?)しきれずにいたりする。

そりゃあこちとらちっぽけな奴ですけんど、一応それなりの自尊心ってものはありやして、
自分のしょってるもんに関しちゃ生半可にゃしてないんだけどね。
(とまあ、ちょいとつぶやいてみる)

時代がそうだから、というか関心事が変わっていくから時代劇観る人も減るのは分かるけど、なくなっちまうとこまる人間もいるんだよなあ。だからといって、なんでもいいってもんでもないけど。

制作にかけるお金やロケ地などの問題もあるのでしょうし、現実的には用語の問題なんかも出るのでは?世代が若くなると時代の言葉が現代に吸収されてしまうってとこも生じそうだし。時代考証もあるのでしょうが、場合によってはうまく機能してないこともあるらしく・・・
手間がかかるわりに実がとりにくいのが難点ということでしょうか。

私はまだこの本を読んでいないのだが、制作サイドの熱い思いが注がれている一冊だと考えている。
鬼平犯科帳」などの本格的な時代劇に携わったプロデューサーの矜持・・・

このドラマ良いんだよね。人間模様が。
みんなものすごく人間くさくてさ。
男とか女とか関係なくどっか「惚れてる」風情がね。

・・・そういや自分、おまささん好きなんですが、ここまで書いてきて浮かんだ作品、
わりと梶芽衣子さんからんでるものが多いな・・・

ちなみに昔の時代劇だと「大江戸捜査網」むちゃくちゃ好きでした。
稲妻お竜と流れ星おりんはええのお~**

おわりに。
この本についてのコメントを書かれた縄田氏のさけびをどうぞ。

“頼む、時代劇よ死なないでくれ。”