数の神秘
・・・あるとき、「11」という数に縁が深いことに気づいて・・・
数学、という科目は得意ではありません(笑)高校あたりで「何じゃこりゃ!?」状態。出てくる用語(記号??)が皆目理解できず、テスト時には赤点だったら・・・と恐怖におののいてました。あれが分かる人の頭脳ってどういうしくみなんだろうと真剣に考えたものです。
学問というところから少しはなれて感じたのは、小川洋子さんの書かれた『博士の愛した数式』がきっかけだったかな?記憶がわずかの時間しかもたない障害を負ってしまった博士。けれどさいごまで人らしくあり続けた。・・・どこがはじまりだったか思い出せないのですが、何故かふつうとちがう感触を、小川さんの作品からはおぼえていました。そして、映像化を知り、めずらしく原作とあわせて拝見したのです。
博士のまなざしは、~寺尾聡さんのお人柄もあって、かもしれませんが~ほんとうにあたたかだった。自分が子どものころにも、こんなふうに見つめていてくれたひとがいたんだろうな、と。子どもであれ、大人であれ、おだやかに見つめることのできる、そうしてこの世界にある素晴らしいものを伝えていける人間でありたいと切に願いました。・・・数に対する敬意や愛情もあふれてた。
数は美しいもの、そして愛しいもの。学者の見識ではなくても、そのようにいまは感じます。「3」と「11」に惹かれるため、それらの倍数も気になって立ち止まってしまう・・・これって変なのかな??
よく観察してみると、数にまつわる不思議ってわりとあるんです。
あなたのまわりはいかがですか?