・・・気象用語であったり、天文がらみのことに詳しいわけじゃない。
ただ、子どものころにギリシャ神話を読んで星座に関心をもったとか、
宇宙ってどうなっているんだろう?・・・と素朴な疑問をもったとかそのくらい。
もちろんそこからはじまって、奇跡のようなことを成し遂げたひともいる。
私にはそうした特徴的なものがあるのかわからないけど、
美しいものは美しい、そう感じられる魂(こころ)はなくさずにいたいな
ふと、新聞記事に目が留まった。
“金星探査機 「あかつき」と命名”
これは日経新聞で見たのですが、ほかもそうした内容だったのかな?
惑星にはそれぞれ神の名がついている、というかそんなふうに呼ばれているものだと
・・・金星はヴィーナス、かな?うーん、たしかどっかの側面で地球にちかいときいた気がしますがよく覚えてない。でも、地球からの距離は水星の次?
「金星が明けの明星として最も美しく輝く、日の出直前の時間帯」にちなんで付けられたのだとか。
「暁」・・・ことばとして聴いてはいたけれど、きちんと現象として受け止めたのはここ何年かですね。尊敬するかたの書かれた本で最初に認識したのかな。響きも好きですが、漢字の字体もたたずまいが何ともいえず。なまえで記されると“あき・あきら”となるのでしょうか。「明ける」・・・ひかりに通じるのでしょうね。
からだをこわしてからその時間帯に起きていることはまれですが・・・
ほんとうに真っ暗な空が白んでくる瞬間、というのはつかめないもの。
じわっとくるように思えたり、「えっ!?」と思うくらいあっという間だったり。
でも・・・夜明けがきても自らの宇宙に光がささない時季もありました。とてつもなく黒く、深く・・・果てなどないように。そこに兆しが訪れたのはいつだったのか、私にはよく思い出せない。ひたすら暗闇を漂っていただけだったと感じられたけれど・・・人にも「暁」の時間ってあるのだろうか、と。
そんな想いがあったからなのか、『君はそれ以上~出逢い』(文芸社)においても“あかつき”は登場しています。はじめからそうしようと考えていたわけではなかったのですが・・・
奇跡って、どんなものだと思いますか?
大がかりなもの、フィクションのようなもの・・・
思うところはさまざまかな。
本のなかや、いろんな人の話を聞いていて考える。
「あしたがくる」
ということがすでに奇跡のようなもので、「ここにある」ことが驚異
私にとっての“奇跡”は月日とともにごくさりげなく重ねられてきてるかな
欠点多くて、これといった特技もないけど・・・そばにいてくれるひと、守ってくれるものや事象に“ありがとう”