和顔愛語、という言葉をご存じですか?
文字をひとつひとつみていくと、いい感じだなあと
思います。
なごやかな表情で、愛情深く話をする・・・
正しくは、和らいだ微笑を顔に浮かべ、
愛情のこもった言葉を交わすという意味。
これは、平常心や心の余裕とも
つながっていきますね。
私はこの言葉に通じるものを、以前、あるかたから
贈られたことがあります。
けんめいに心身をととのえ、気持ちや状況を
言葉にしても伝わらず、どこを向いても
敵ばかりなのか・・・と心を閉じてしまいたくなる。
そんなときに、思うのですね。
愛語、自分がつらいときこそ誰かに語りかける、
心のこもった言葉を贈る・・・と。
それは、ささいなことかもしれない。
気に留めない人もいるだろうし、ほんの一瞬の
出来事でおわることも。
けれど、あるひとにとっては生涯の大切な宝に
なるかもしれません。
そうして天はまわり、魂が響き合い、
せかいは展開していく。
簡単なようで、けっこうむつかしいですが。
ただ、いま思えばいつごろからそうだったか
覚えはないけど、なるだけ笑顔でいよう、
暗い顔は見せずにいられるようにと願っていた
記憶はあります。
あんまり愛想なかったし(汗)
まあ、莫迦やなあと思いつつ、
笑ってるのがいちばんやといわれれば
「ほんまにそうか?」とちと思い、なんとなく
実践(どうしても笑えないときもあった)してたら
職場でよろこんでくれた人もいたし、お店で
スタッフさんが面白がってくれたりもした。
自分なんかの笑顔でそういう反応返してくれる
人もいる・・・
だから、私にものすごく素敵な笑顔くれたりした
ひとには涙が出たりもします。
生身の人間だから、感情の抑制ができないことも
もちろんあります。それでも、感覚フル稼働で
なんとか穏やかさを保ちたい。
自身がぐしゃぐしゃの精神状態だったときに
さりげなく支えてくれた人たちも、さまざまな問題を
かかえていたはずだから。
笑うって力が抜けるし、まわりもほぐれますよね。
和顔愛語が浸透してやわらかな光でいっぱいになり
とげとげしさが消えていくといいな。
緊張でこわばった面持ちの人と、
どこかふんわりした雰囲気を持った人、
どっちに道をたずねますか?
少々フキゲンそうな店員さんと、
楽しそうにニコニコしている店員さん、
どちらのレジに並びますか?
馬鹿かお前は!?といわれても
世間的テンポからかなりはずれていても
たぶん、私このまんまです、直らない。
親のお墨つきまで出ちゃったよ(笑)
↑
そりゃ、翻訳するとあきれたかあきらめられたか
だったりして
大好きなひとにも特別な何かができる訳じゃない、
でも、いろんなことがあってもここにいるよ、
元気でいるよって、微笑んでいたいです。
和顔愛語のお話は、
『蓮は泥の中で育ちながら、泥に染まらない』(講談社)
にありますので関心もたれたかたはどうぞ。
天候くるくる変わっていますから調節しつつ、
おからだに気をつけて。
読んでくださってありがとう♪♪