風はみることはできず、心身で感じるもの
だから、いかようにも染められる
どう染めるかは、あなたしだい
わたしはかつて一枚の葉書によって命をここにつなぎとめられた
「貴方」はそのことを知らない、それでも「私」の人生は動き始めた
人の思うあなたの色と あなたが感じるじぶんの色は
ちがっているかもしれない
けれどきっと、両方ともあなた
悩んだり迷ったりしながら染めあげられてゆく
あなたは誰かの“風”になれる
そして誰かの“風”を受けとめることができる
あなたの存在を必要としているひとに気づいてほしい
あなたがほんとうに必要としている存在に気づいてほしい
時にじっとして、時にじたばたして
あなたを発見してみてほしい
どんな色にも変化できるちからを誰もがもっている
わたしも誰かのやわらかな風でありたい
・・・それがたぶん、じぶんのつとめ
*こころのうた* KinKi Kids『風の色』~アルバム“ファイ”収録曲