魂の在処

街の中でも 人のなかでも じぶんのまわりに膜があるように感じることがある

同じ地に立ち、同じ景色をみているはずなのに ひょっとしたらちがうのだろうか、と

何が?どう?・・・こたえられるなら苦しくない、けれど確実にそのときのわたしは呼吸が困難になる

押しつぶされてしまいそうで、何処か遠くへ意識がはなれていきそうで

いつからそうなったのかわからない ・・・ただ、いまはまだ戻ってこれる

わたしはどこから来て どこへ向かっているのだろう?

ぼんやりとかすんだ意識の底で、誰かが呼ぶ声がきこえる気がする・・・

*四年前、何をしていただろう?・・・転機ではあった。でも、変わらないものもある。それほど変わらずにいられるとは思わなかったけれど。

あれから幾度かの春をむかえた。いまだにわたしはひっそりと咲く花や小さな花に心惹かれる。れんげやすみれのけなげさは、わたしに勇気をくれる。そんなふうに咲く花でありたい