太陽と月

梅雨で大雨が続いている地域があります。地震も多くなっているので、被害が大きくならぬよう祈るばかりです。
気温の変動もはげしいですね。衣替えも悩ましい・・・

明暗、という言葉があるし、これに類することばがいろいろあります。
一般に「明」のほうに目が向きがちですが、「暗」ってそんなにいけないもの?
・・・そりゃ、「明」がいいって意見は理解できますよ。けど、「明」ってなんですか?それって「暗」に対する言葉ですよね。もし、ずーっと「明」のなかにいたとしたら感覚が麻痺して、「明」であることすら忘れてしまいませんか?

映画館や劇場のなかで暗くなって、気持ちが落ち着くという経験・・・
あれも一種、「暗」を求めている証だと、私は感じています。
「明」ばかりだと、人は疲れてしまいます。
朝があって夜がある、自然の摂理にあてはめると納得しやすいかな。

太陽は、たくさんの恵みを地上にもたらします。でも、熱せられすぎれば生命は存続できない。だから時に雨が必要になる。
そうして月は、しずけさやおだやかさを与えてくれる、休息のときを教える。
たとえ姿がみえなくてもそこにあって、見守っているのです。

人も、きっとおなじ。生まれもった性格や資質はそれぞれちがって、ある確率で「明」にみえたり「暗」にみえたりする。似ているからいいなあと思うこともあるでしょう。・・・けれどむしろ、表面上は正反対にみえるときに引き合うちからはつよくなるように感じます。
私自身は「暗」のほうだと感じていても、角度をかえると「明」にみえるといいます。また、太陽のようなひとに惹かれるきもちが存在する・・・相手からはどうみえているかわからないけれど。
・・・たぶん、人のなかには太陽も月も存在するのだけど比率が異なっているから、自分の意識にはないものを無意識に求めるんじゃないかな、と。隠れているそれらを互いに引き出して大きなちからになれば素敵ですよね。

六月の誕生石はムーンストーンです。誕生石になるくらいだからポピュラーな鉱石なのかな?この石にであったころはまだ、鉱石のことよくしらなかったけど。
ものすごく素朴な疑問として月の石があるなら太陽の石もあるはず・・・そのあたりから鉱石への関心は高まったようです。当時はあまり出てなかったのですが、ちゃんとあるんですよ、サンストーンって。エネルギーがいっぱいつまったような色合いです。

・・・私は、どっちも大好き。
「陰」と「陽」の両方が必要ってことかな??
そんなふうに自分も人も、ひっくるめて抱きしめられたらいいだろうな